千里朝日阪急ビル Senri Asahi Hankyu Bldg.

●作者名
前芝 武史（Takeshi Maeshiba）

●作者コメント

「塊を並べる・積む・組む」...
私の彫刻では常にこうした事柄が造形の根幹にあります。

命を奏でるが如く、無限定の三次元空間に建築してみたい。
私は人体の構造を有機的な建築としてどう解釈するかに興味がある。

構造を知り、構成すること。
造形的を構成を意味するcomposition という語は、
日本語の綴り方（作文・構文）、作曲、組み立てを意味する。

文学や音楽は時間上の言葉や音の組み立てだ。
これに対し、彫刻や建築は三次元空間の構築体だ。

制作には必ず知識や理解、思考が要求される。
私は感性だけでこの造形芸術の世界を語るつもりはない、、
そして自然と人間の創造物について、、学際的にこれらを見つめたい。